デッキ材って輸入材しかないんじゃあないの?

テラスやデッキにはこれまでウリンやイペ・バツ、レッドシダー(米杉)といった海外から輸入された木材が良く使われてきましたが、入荷減少・価格高騰もあり、国産材も見直されてきました。弊社の吉野檜の赤身のみを使ったデッキ材もその一つ。こんな感じで施工されています。

赤身(心材)の耐久性

写真は杉の輪切りですが、よく見ると周りの白い部分だけにカビが発生しています。

桧といっても材の中心部分(心材部分)は非常に虫や腐朽菌に強いのですが、生き続けている周りの白い部分(白太)はデンプンが多く含まれて虫や腐朽菌の格好の餌となってしまいます。耐久性の高い樹種である桧といえども、常に湿気の多い環境で使う場合は、赤身を使用する必要があります。

自然塗料でメンテナンス

さらにリボス等の自然塗料を塗布します。今回はドイツ・リボス社の外装用塗料タヤエクステリアのウォールナット色。のりもよく気に入ってます。
我が家では数年に1回家族で楽しく塗っています。子どもでも遊び気分で塗ったりできます。

日本の森の木を使って、緩やかな時間の流れる住まい。とっても気持ちの良いものです。