第3回吉野の森ツアーは吉野郡川上村での見学を終え、バスは桜井へ戻ります。
密植して枝打ちや間伐など多くの手間をかけて育てられた吉野桧と吉野杉をどのように製材工場でさばいているかを泉谷木材商店で説明します。
製材だけでなく、乾燥や加工にもこだわっていること。フローリングなどの内装材は一枚一枚全量含水率のチェックを行っているので安心して使えることや、もったいない精神で抜け節・死に節を補修して使っていることや、端材を徹底的に有効利用していることを実物をお見せして体感してもらいました。
森とまちをつなげる役割として製材工場はとても重要な役割です。
続いて吉野材を使った住宅の構造見学会。構造材に吉野材100%使った住宅です。
奈良をつなぐ家づくりの会
100%吉野材の構造見学会の様子
とても真剣なまなざしで説明を聞いていただいてます。奈良をつなぐ家づくりの会では構造材は75%以上は奈良県産材を使用というルールで森の活性化を考えた家づくりを行っています。この住宅では吉野材100%。
午前中に見てきた山で育った木が製材所で製材・加工されてここにありことを流れで理解していただいて、今まで見ていた感覚ときっと違った感覚で見ることが出来ると思います。
奈良 × つなぐ × 木の家 宣言!
わたしたちは
林業の継承と山の活性化のために
県産材をふんだんに使い、ひとに優しく木の温もりを感じる家をつくります。
技能の継承と次世代の担い手を育てるために
職人(大工・左官)の仕事の多い現場をつくります。
奈良の町並みをやさしくするために
外観のよく見える部分に木を使い、外壁は左官工法でつくります。
気候風土に合った「夏涼しく冬暖かい」家づくりをするために
夏場の強い日差しを避け、雨から家を守るために、軒の深い家をつくります。
自然風を活かすために風通しの良い家をつくります。