泉谷木材商店では吉野檜や吉野杉の溝加工までした完全注文生産の造作材(建築で窓枠や鴨居・敷居といった枠を構成するもの等)が好評ですが、そこから生まれる製材端材を捨てたりチップ(紙の原料)にすぐにしないで、様々な形に加工して、少しでも無垢のまま皆さんに使っていただけるように工夫しています。
先週くらいからたまった端材処理の作業に入っています。
まずは、節のあるところや端材の大きさなどを見ながら長さをカットしていきます。
その際、商品にしにくい部分は、長さを切り揃えて薪にします。そう、薪ストーブの燃料ですね。乾燥がしっかりされているのですぐに使えて便利です。都会だと薪を置いておくスペースが無いので、これは便利。シーズンに向けてたくさん在庫をしておきます。
節が無い部分は最近では和太鼓のバチや積み木、さらに建築でフローリングを張る際に床の際に張る幅木等に大きさを揃えて加工していきます。
和太鼓がブームなのかこの撥は良く売れます。(確かに和太鼓のバチって消耗品です。たたき方が激しいですからね)
隅から隅まで使い尽くす工夫。本物の吉野桧という素材だからこそ出来るんですが、これも割り箸や酒樽を開発するなどした吉野の先人の知恵から来ています。
興味ある方は一度見に来てくださいね。